卓球女子で五輪3大会連続でメダルを獲得し、昨年5月に現役引退した石川佳純さん(31)が8日、東京都内であった木下グループスポーツアンバサダー就任記者発表会に出席した。同グループのカラーを意識した青のジャケット姿で登場し、「選手時代から大きなサポートをいただいている。卓球に限らずスポーツの魅力を伝えたい。将来有望な選手に自分の経験を伝えられるといい」と意気込みを語った。

 石川さんは現役時代、Tリーグのチーム「木下アビエル神奈川」に5年間所属し、最終年に優勝を経験した。現在は現役を引退して約1年。47都道府県サンクスツアーの開催や、今夏のフジテレビ系パリ五輪SPキャスター就任など精力的に活動し、「大きく生活が変わった。毎日新しいチャレンジを経験をさせてもらっているのですごく充実した日々を過ごしている」と語った。

 この日はパリ五輪代表に決まっている卓球女子の平野美宇(23)、張本美和(15)、水泳のオープンウオータースイミング男子の南出大伸(27)ら同グループ所属選手にインタビュー。石川さんは「インタビューするのってこんなに緊張するんだって。聞かれるよりも聞く方が100倍緊張している」と笑った。